「国産の農産物を使って新商品を開発したい」「安心・安全な国産原料の取扱量を増やしたい」。今回ご紹介するのは、そんな食品メーカーの皆様に向けた農林水産省の補助金です。消費者ニーズの高まりを受け、国産原材料を使いたいと考える企業が増える一方で、農家など産地の側では高齢化や人手不足により、急な増産に応えきれないといった課題を抱えています。そんな中、現在公募中なのが、令和7年度補正予算に基づく「産地連携支援緊急対策事業」です。この補助金は、食品製造事業者が産地とタッグを組み、お互いに助け合いながら国産原材料の取扱量を増やすための取り組みを、最大3億円という規模で国が支援してくれる制度です。 本記事では、どんな企業が対象になるのか、何に使えるのか、そして申請の必須条件となる「2つの計画」の意味から資金繰りの注意点まで、分かりやすく解説していきます。 出典:本事業の特設サイトに掲載されている案内チラシ 第1章:なぜ今、産地と連携なのか 国産原材料を求める食品企業は増えているものの、国内の産地は高齢化や担い手不足による生産力の低下といった課題を抱えており、企業の「もっと欲しい」とい