脱炭素化に向けた取り組みは、もはや大企業だけのものではありません。環境省の令和7年度補正予算「脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(Support for High-efficiency Installations for Facilities with Targets/通称:SHIFT事業)」は、「診断(DX型)」と「設備改修(省CO2型)」を段階的に活用できる設計が強化されており、「まずは小さく始めたい」と考える企業にも現実的な選択肢が広がっています。とくに、DX型(診断)の枠組みは中小企業等に限定されており、専門家の診断結果を活かして設備改修へとステップアップするルートは、審査でも優遇(加点)される大変有利な仕組みとなっています。 本記事では、SHIFT事業の仕組みや今やるべきことを分かりやすく解説します。 第1章:SHIFT事業の目的は? SHIFT事業の正式名称は、「脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業」です。国が掲げる「2050年カーボンニュートラル」などの目標実現に貢献するため、エネルギー起源のCO2排出量がより少ない設備・システム